消臭を知るには、【抗菌】が多く関係してきます。
微生物の一種が「菌」なのですが、微生物の働きは大変重要です。
たとえば、有機物を分解することで、植物に貴重な栄養分を提供したり、
他の生物が消化できないゴミ(有機物)を掃除してくれたりするからです。
微生物をわかりやすく大別してしまうと、「バクテリア」と「カビ」の2種類になります。
バクテリアのことは「細菌」、カビのことは「真菌」と呼ぶこともあります。
細菌には乳酸菌や納豆菌など、わたしたちが口にするような非病原菌もあり ます。
カビにはペニシリンを作る青カビ、食用キノコ、酒に使う酵母など有用なものが あります。
したがって、本来的には、わたしたちのからだにマイナスに作用する「菌」、つまり 病原性を持った微生物が抗菌の対象と言えるでしょう。
抗菌剤は、大別すると「無機系抗菌剤」と「有機系抗菌剤」とに分かれます。
無機系抗菌剤には主に、「銀」、「銅」などの金属材料が用いられます。
有機系抗菌剤には、さまざまな有機化合物が使われています。
よく知られているものに、 塩素やヨードの化合物、フェノール、アルコール、ホルマリン、4級アンモニウムなどがあります。
これらは化学合成によって得られます。
フィトンチッドのような天然有機物の成分も利用されます。
すなわち、有機系はさらに合成品と天然物とに分けられるわけです。
わたしたちの身の回りには、さまざまな匂いがあって、完全に 無臭というわけにはいきません。
なにしろ匂い物質は40万以上もあると言われている のです。
しかし身近な暮らしのなかでの「悪臭」はやはり厄介者です。
けっして健康的 な生活とは言えませんね。
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