■マウスを用いた急性経口毒性試験
・要約
OECD化学物質毒性試験指針(1987)に準拠し、マウスにおける急性経口毒性試験を実施した。
試験郡には20ml/kgを上限として17及び14ml/kgの計3用量の検体を、対象郡には、精製水を雄雌マウスに単回口径投与した。
その結果、試験動物に異常及び死亡例は認められなかった。
従って、検体のマウスにおける単回口径投与による致死量は、雄雌共に20ml/kg以上であるものと考えられた。
・試験動物
4週齢のICR系雄雌マウスを約1週間の予備飼育を行って、健康に異常がないことを確認した後、試験に使用した。
試験動物はポリカーボネート製ゲージに各5匹収容し、室温23+−2℃、照明時間12時間/日に設定した飼育室において飼育した。
・試験方法
1用量につき雄雌それぞれ10匹を用いた。
投与前に約4時間試験動物を絶食させた。
体重を測定した後、試験郡では雄雌ともに検体投与量として14、17、及び20ml/kgの3用量(公比1.2)を設定し、胃ゾンデを用いて単回口径投与した。
対象郡には雄で0.6ml、雌で0.5mlの精製水を同様に投与した。
観察期間は14日間とし、投与日は頻回、翌日から1日1回の観察を行った。
投与後1週間ごとに体重を測定し、分散分析法により有意水準5%で郡間の比較を行った。
試験期間終了時に動物すべてを剖検した。
・試験結果
1)死亡例及び死亡率
雄雌ともに観察期間中に死亡例は認められなかった。
2)一般状態
雄雌ともにすべての試験動物に異常は認められなかった。
3)体重変化
投与後、1週及び2週の体重測定では、雄雌ともに各郡間で体重増加に差は見られなかった。
4)剖検所見
観察終了後の剖検において、雄雌ともにすべての試験動物の主要臓器に異常は見られなかった。
・考察
本指針では、検体が水溶液の場合、投与量は体重100g当たり2ml(20ml/kg)を超えるべきべきではないと指示しており、
本試験ではこの投与し得る最高用量で死亡例は認められず、剖検時にも異常は見られなかった。■除菌効果試験
・試験目的
検体の除菌効果試験を行う。
・試験概要
検体原液及びその希釈液を試験液とし、試験液の除菌効果を石炭酸係数測定法に準じて試験した。
試験菌は、大腸菌、緑膿菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(「MRSA」ともいう。)及び、サルモネラ菌とし、作用時間0.5(30秒)、1分、及び2分とした。
・試験結果
検体試験液の0.1%以上では、これらのすべての菌の生育が認められなかった。
試験液の除菌効果試験結果表
0:菌の生育を認めず。+:菌の生育を認める。
| 試験菌 |
作用時間(秒/分) |
| 30秒 |
1分 |
2分 |
| 大腸菌 |
0 |
0 |
0 |
| 緑膿菌 |
0 |
0 |
0 |
黄色ブドウ球菌
(MRSA) |
0 |
0 |
0 |
| サルモネラ菌 |
0 |
0 |
0 |
■除菌効果検査結果からして、
上記の菌に完全に有効に作用することが分かります。

