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その他のインフルエンザウィルス・細菌について

「ウィルス(Virus)」と「細菌(Bacteria)」との違いは?

ウイルス(Virus)は:

Virus はラテン語で「毒」を意味します。

・風邪などは気を付けていてもすぐにもらってしまったり、差し上げてしまったりする、

「病原微生物」が原因の病気です。

・病気を引き起こす「病原微生物」の代表選手が「細菌」と「ウイルス」です。

・微生物という名のとおりどちらも非常に小さく肉眼で見ることはできません。

・細菌は顕微鏡でやっと見えますが、

ウイルスはそれよりも小さくて顕微鏡でも見えません。

・多くの細菌を発見した野口英世は

晩年、顕微鏡を駆使して黄熱病の原因菌の発見に懸命になっていたのですが、

ついに見つからず、自分自身が黄熱病に倒れました。

やっと電子顕微鏡で見える大きさです。

その後、黄熱病はウイルスで起こることが分かりました。

見つからなかったはずです。

・大きさ以外の「細菌」と「ウイルス」の違いの一つは、

・細菌は生き物を形づくるもとになる細胞がいなくても増えますが、

ウイルスは生きた細胞の中でしか増えないことです。

・古くなった食品を食べると食中毒になることがあります。

・食中毒は調理した食品の中で細菌が増え、何百倍、何千倍にも増えるために起こります。

・このように、細菌は栄養分と水があればいくらでも増えます。

・これに対して、ウイルスはたとえ栄養分や水があっても、生きた細胞なしには増えられません。

・それは、ウイルスは細胞の中に入り込み細胞の力を借りて増えていくからで、

細胞の助けなしには生きていけないからです。

・ウイルスは自身で自己複製、タンパク質の合成ができないことから、

単独では増殖できません。

そのため、宿主(原核細胞・真核細胞)の細胞に寄生し、宿主の複製機能を利用して増殖します。

【抗生物質でウイルス退治はできません】

「細菌」と「ウイルス」のもう一つの違いは、その治療法・予防法です。

例外はありますが、細菌は治療、ウイルスは予防が大事ということです。

ペニシリンが発見されて以来、実に多くの抗生物質が発見され、あるいは合成されてきました。

細菌にはこのような抗生物質が有効に働き、治療薬となっています

(最近は抗生物質の使い過ぎによる耐性菌が問題となっていますが)。

一方、ウイルスに対しては、抗生物質は無効です。

その代わりに、ワクチンが予防に有効です。

ジェンナーが天然痘を予防するために牛の天然痘である牛痘を接種する種痘法を開発したことはあまりにも有名です。

今では、インフルエンザ、日本脳炎、ポリオ、麻疹(はしか)、おたふくかぜ、風疹、水痘などのさまざまなウイルスに対するワクチンが広く使われています。

B型肝炎、A型肝炎ウイルスにもワクチンがあります。

残念ながら、HIV(エイズウイルス)、SARS、C型肝炎などのウイルスには、

いまだ有効なワクチンはありません。

細菌に関しては、結核や破傷風、百日ぜき、ジフテリア、肺炎球菌などの例外を除いて、ワクチンはありません。

その代わりに、感染すれば抗生物質で治療するということです。

最近は、一部のウイルス(B型肝炎、C型肝炎、ヘルペスなど)に対して、

抗ウイルス剤というものがようやく利用できるようになりました。

【手洗い、うがいは大切】

細菌やウイルスが感染をひきおこすには、まず体の中に入ることが必要です。

口・鼻・目・耳・尿道・腟・肛門だけではなく、皮膚や粘膜の傷が入口となります。

血が出るほどの傷でなくても、細菌やウイルスが入るには十分です。

そして、体の中で増えた病原体は便・尿・母乳・だ液・たん・鼻水・汗涙・精液や膣液などと一緒に体外に排せつされます。

排せつされた病原体は手について運ばれたり、口やのどから体に入ることが多いのです。

ですから、外から帰ったら手を洗い、うがいをすることが大切です。

※ウィルスは、インフルエンザ、エイズ、SARS(新型肝炎)、ノロウィルス等

※細菌は、サルモネラ菌、黄色ぶどう球菌、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、大腸菌等

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